16世紀 part07
2020年7月7日フランク・ロイド・ライト part09
2020年7月7日教本ができ、なぜ教本ができて生きたかという主題はなくなり、細部に拘るようになったマニエリスムの時代、何がおきたのか。
磯崎新いわく、ローマ劫掠により、今までのアーティーストになれるコースがいきなりなくなり、”おそらく絶対的なものをかくしんできなかったんじゃないでしょうか。だから細部を肥大化させていくといった共通減少が見られた。”
それと正反対の考え、綺想主義(コンセプトがすべて)も立ちがってくる。
ヴェネティアに近いヴィチェンツァでアンドレア・パラディオ(1508-1580)が生まれる。セルリオの建築5書に描かれていたセルリアーナのモチーフをよく使った。
2本の丸い柱に支えられた真ん中にアーチがあり、その両脇に四角い柱をおいて、梁の部部分をつなぐデザインが、セルリアーナである。
Palazzo della Ragione の回収で有名になったパラディオは、農業用の施設を備えた、領主の居館(ヴィラ)を設計する。
それが有名な、ラ・ロトンダである。
中央は神殿風、対象的なプランになっている。