フランク・ロイド・ライト part08
2020年7月6日16世紀 part08
2020年7月7日マニエリスム(英語表記)Manierismo; Mannerism
盛期ルネサンスと初期バロックの間の,イタリアを中心とした全ヨーロッパの芸術様式をさす美術用語。語源はイタリア語の「マニエラ」manieraで,個人の様式,手法を意味した。レオナルド・ダ・ビンチ,ミケランジェロ,ラファエロ・サンツィオらの先人たちの手法を学び,感情表現に新しい領域を開こうとして生まれたもの。その特色は人体表現において顕著で,誇張された肉づけ,引き伸ばし,様式化した姿勢や派手な色彩などが認められる。代表的作家には,『美術家列伝』Le vite de’ più eccellenti architetti,pittori,et scultori italiani(1550)の著者ジョルジョ・バザーリ,画家フランチェスコ・パルミジャニーノ,ブロンジーノ,ヤコポ・ダ・ポントルモ,ロッソ・フィオレンティーノ,彫刻家ジャンボローニャ,建築家バルダッサーレ・T.ペルッツィなどがいる。イタリアのマニエリスム美術はヨーロッパ各地に伝わり,フランスではフォンテンブロー派が生まれ,プラハでは皇帝ルドルフ2世の治下にバルトロメウス・スプランヘルらが活動し,スペインではエル・グレコが独自の宗教美術をつくりあげた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について
建築においては、セルリオは『建築五書』を書き、その書はかなり実用的で、精密なイラストが描かれていたため、教本のようになる。その頂点ができてしまった。それをどう真似るか、崩すか、反芻するするしかない。あるいは引用し、別の文脈に移し替える時代がマニエリスムである。だからこそ、細部に執着するデザインが出来上がっていく。