フランクロイドライト part22
2020年9月14日フランクロイドライト part23
2020年9月16日内藤廣は「形態デザイン講義」の中で言う。
ルネサンスは「形を決定するのに、すべてが幾何学の世界です。これは人間が決めるのではないということです。人間以外のもの、人間以外の神の視点、つまり上から見ているんですね。ある種の絶対的なものから普遍性を割り出すということです。」
一方バロックについては「バロックとというのはひとことで言うと、人間の視点を取り入れましょう、ということ」という。
人間回帰のルネサンスは、神の視点であったというのである。それが、人間の側に写っていく過程があるといっている。
では、歴史的には17世紀は、政治的には中央集権的な絶対王政の時代である。ネーデルランド連邦共和国、イギリスを除いて、絶対王政家の国家体制を形成した。ローマのカトリック教会は、ウェストファリア条約が皇帝の希望通りに締結されなかったように、皇帝の地位も下がっていった。
1648年、ウェストファリア会議で成立した、三十年戦争の講和条約。世界最初の近代的な国際条約とされる。ウェストファリアは、ネーデルラントに接したドイツ西部の地方で、その中心の二つの都市、ミュンスター市とオスナブリュック市で講和会議が開かれた。会議は1642年に開催されることになったが、皇帝とカトリック諸侯の内輪もめや、フランスの参加が遅れたことなどのため、1644年にようやく始まった。会議の場所が二カ所になったのは、フランス(ミュンスター市)とスウェーデン(オスナブリュック市)という戦勝国を分離させ、それと個別に交渉して有利に講和しようと言うドイツ諸侯の策謀があったからであった。いずれにせよ、神聖ローマ皇帝、ドイツの66の諸侯、フランス、スウェーデン、スペイン、オランダなどの代表が参加した、世界で最初の大規模な国際会議であった。会議は45年から実質的な討議に入り、延々と3年を要して、1648年にようやくウェストファリア条約が締結され、三十年戦争を終結させた
https://www.y-history.net/appendix/wh0904-097.html
また、前世紀から続いている大航海時代によって、新世界の発見と残虐な植民地支配、黒人売買の時代である。