16世紀 part14
2020年7月16日フランク・ロイド・ライト part16
2020年7月19日村野藤吾は「ノイトラ的・ライト的」の中で、ブルーノ・セヴィによるライトに対しての当時の若い建築家から出ている批判をまとめている。
1.ライトの設計した住宅はときとして暗く、光線が不足していること、
2.ライトの装飾は過剰にして趣味性の浪費であること
3.ライトの設計した住宅のあるものは外観が野生的に誇張されていること。(野性的という意味は材料および手法を意味する)
4.重そうな庇が長く突き出だしていること
5.ライトは彼自身あまり家具の設計に関係しない。たとい設計することがあってもそれは不便である。これに反し最近の若い建築たちはみずから合理的な家具の設計に興味を持っていること。
6.ライトはなんでも1つの形態にまとめることを喜ぶような傾向があること。たとえばある住宅が60度ないし120度の角度でプランを作れば、外観はもとより家具や便所まで同じ形でまとめるというようなことをする。
次回からこれを検討してみる。