15世紀 part07
2020年6月27日16世紀 part01
2020年6月29日磯崎新いわく。
人から神やモノをみる視点(アントロポモルフィック)はアルベルティのいた15世紀に虚構として作られた考えではないかという。
それ以前は神から人やモノができていたそれ以前の考えと逆転した。
そのために、柱にジェンダー(男性、女性など)がつけられ、全てが人を元にした思想がルネッサンスの思想だという。
レオン・バッティスタ・アルベルティ:
ブルネッレスキの次の盛大はアルベルティである。彼は「建築十書」を書き、それは20世紀初頭まで教科書であった。内容はウィトルウィウスの「建築について」とローマ建築の遺構を調査した結果が書かれている。そこでは、建築比例と5種類のオーダーを再発見した。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会のファサード はアルベルティが設計である。
前時代のゴシック様式と比べると、明らかにシンプルである。
造形のもとになっているカギは、明らかに比例である。比例を手がかりにファザードのデザインを決めている。構成要素は、古典時代(ローマ・ギリシャ)のアーチや柱、三角形のペディメントである。
そのため、ゴシック建築より絵画的である。
だが、ゴシック建築を完全に排除したわけではない。上部につく丸窓は明らかにゴシック建築の影響を受けている。(あるいは、施主からの要望かもしれないが)